今年度最後の活動は、朝から雪がしんしんと降る日。
3月にちょこっとだけある、冬のおまけのような日に
活動日がぴったり重なって、嬉しいようなちょっと困ったような。
こどもたちはいつも通り、今を楽しんでいました。
朝、おはようをして出発をしたら、森へ。
出発の頃にはほぼやんできた雪(雨)でしたが、
森の中に入ると、水をためこんだ木々から、水がぽたぽたと。
木をつたって流れ落ちる水もありました。
その一番下には、こんな泡がたまっているところを発見。

なんでこうなったのでしょう~。
不思議です。
食器洗いや洗濯の泡みたいでした。
さらに森の奥へ。
そういえば、先週見つけたうんち、まだあるかな?
探したら、ありました!雨をふくんでやわらかくなっていましたよ~。
せっかくなので、ちょっと中身をのぞいてみました。

草かな?毛かな?細いものがたくさん入っていて、
その中に、硬い小さな骨のようなものも…。
結局、なんの動物のうんちかはよくわからなかったですが、
こうやって、生きものに思いを馳せるのもおもしろいですね。
(専門家は、うんちから何を食べているか見て、なんの動物かわかるそうです。
●わかるようになったらおもしろいですね!)
森の中の広場、もう雪はとけてしまっていましたが、
とけた水の中に、ちいさなちいさなみみずを発見。
何匹かいましたよ。なんででしょ?

しばらく釘づけでした。
はらっぱに戻ったら、雪玉つくり。
そして、雪だるまつくり。

みんな、ころころ転がしましたよ。
転がした跡、地面が見えて、
線路のような、道路のような。
雪だるま?おもしろい形になりました。
キリンみたい~恐竜にも見えるねと、
同じものを見ながらみんなで想像。

このあと、雪の目をつけて恐竜になっていました。
そりあそびもしましたよ。
べちょべちょの雪でしたが、すすすーっとすべれました。

お母さんたちも、ちょっとあそんで。
一瞬だけど風をきっていく感じ、とっても気持ちいいいから、
ぜひおとなのみなさまにも体験してもらいたいです。
気付けば、雪だるまがあちこちに。

だんだんと、雪がなくなってきました。
雪だるまも、いつまであるかな?
近くのあずまや、あそこなんだろう?と、
行ったことないみんなとちょっと探検。
そうしたら、近くの杉の木でセミの抜け殻を発見!

夏、秋、冬と、ずっとあったのでしょうか。
ずっと、残っているものなんですね。
同じ杉の木で、雨降りごっこ。
水をためている木々たちを揺らすと、
ざーっと降ってきますよ。

これがなかなかおもしろいんです。
水が体にあたる感触が、気持ちいいのかな。
すこしずつ、「おなかすいた~」の声が聞こえてきます。
今日はおうちの中でごはんにしました。
途中、総社宮の神社の前で、梅の花を見つけました。

もうすぐ春だ!と、嬉しい気持ちになりますね。
花もとってもかわいかったです。
午後は、さらにひろいはらっぱへ。
雪も雨もすっかりあがって、足元には楽しい水たまりがたくさん。

こどもたちは、不思議と引き寄せられていきます。
午後の遊び場は、ここ。
だんだんと、今日がはじめましてのこどもたちも
一緒に遊ぶようになってきて。

昨日から降り続いたので、いつもは水がないところも、
今日は流れていました。
こういうときだけ現れる、水の道です。
くるみもたくさん落ちていました。
秋から冬の間、ずっとここに落ちていたのかな?
それとも、リスが落としていったのかしら?

どちらにせよ、嬉しい落とし物です。
割れるかな?
地面に投げ落としたり、岩にこつこつ当ててみたり。
いろいろ考えて、たどり着いた方法は、
アスファルトの上に置いて、石でたたく、でした。
割れましたよ~。

割り方、石の持ち方も、どんどんと上手になっていました。
割っていたら、くるみがころんと逃げて、
たくさん流れる水の中にぽちゃん。
みんなで追いかけたけど、届かないところまで行ってしまいました。
そのあとも、割れた殻を流したり、葉っぱを流したり。

雨あがりのあそびでした。
下の下のほうまで行ったら、葉っぱもにぎやかな場所で。

はらばいになって、水に近づいて。
素敵な格好です。
はらっぱにも、みずたまりはたくさん。
格好の遊び場です。

気のすむまでたっぷり、遊んでいました。
いい時間だったね~。
こちらは、もっと深い水たまり。
飛び跳ねるより、歩いて楽しい水たまりでした。

おとなも入って、びっくりするくらいの深さでしたよ。
ふとした拍子においかけっこが始まって、
ちょっと遠くまで来ました。
こちらをあちらで、やっほー!の声が響きます。

場所が入れ替わったり、言葉が変わって、まねっこしたり。
何かがおもしろい、というより、
その場がみんなで楽しい、そんなとき。
そこここで笑顔が見えて、笑い声が聞こえました。
そして、最後の遊びはここ。
約束していたかのように、お店屋さんごっこがはじまりました。

アイス屋さん?お肉屋さん?
お店屋さんとお客さん、まだまだ笑顔が続いていました。
名残惜しいけれど、そろそろさよならまたねの時間。
最後の絵本は、『14ひきのさむいふゆ(作:いわむらかずお)』を読みました。
寒い冬が帰ってきたかのような朝の景色。
でも、やっぱり春が顔をのぞかせている最近。
寒くても、痛いような冬本番の寒さはなくなっていました。
雪あそびをしながら、セミの抜け殻を見つけたり、くるみを拾ったり、梅の花も見つけて。
今日一日に、すべての季節がつまっているようでした。
遊びも、森探検、雪遊び、水遊びもくるみ拾い、
たくさんの遊びを楽しんだ一日でした。
次から次へと、おもしろいものを見つけて、
楽しい遊びを創り出していくみんな。
最初はお父さんお母さんと一緒だったけれど、
すこしずつ、ほかのみんなとの距離が近くなっていって、
最後には、こどもたちだけで、遊びの世界が広がっていました。
また一緒に、遊ぼうね。
ようちえん開放日、今年度はこれでおわりとなりますが、
4月からも、まだまだ続きます。
日程は決まり次第ご案内しますので、もうすこしお待ちください。
春になったら、生きものもにぎやかになって、
また今日とは違った発見にたくさん、出会えあるでしょう~。
そんなときが今からとっても楽しみ。
そして、どんなみんなと一緒にその楽しみを味わえるでしょう。
みんなとの出会いも、楽しみにしています。
*ねっこ*
○●おまけ●○●
多賀城でこんな景色が見られるのも、この冬最後かな?

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